「店舗の天井板を塗れ!」第377回サルシカ隊がいく

投稿日: 2016年02月13日(土)10:17

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2016年1月末からはじまったサルシカ店舗プロジェクトは順調に進んでいる。
3年以上におよぶサルシカ秘密基地建造プロジェクトを完遂したことによって、工事の進捗管理やノウハウ、何より電気水道大工もろもろの工事のプロフェッショナルが隊員として参加してくれていた。
もうこれは大きな財産である。

そのノウハウと人材をあますことなく投入し、つくりあげるのがサルシカ店舗プロジェクトなのだ!!

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第1弾工事では店舗の内装の解体工事。
壁から床から天井まで徹底的に壊し、スケルトンにした。

その様子はこちらから!

第2弾工事では、コンクリのはつり作業。
厨房のレイアウトも大幅に変えてしまうため、床のコンクリからやり直す必要があったのだ。

その様子はこちらから!

その2つの工事をやりつつ、前のお店から残された冷蔵庫などの掃除も同時に行われていた。
女将の寿実ちゃんは時間を見つけてはひとり店にいき、たわしでごしごし磨きつづけた。
見えないところでの努力。
でも徹底的にキレイな備品、什器からしか、おいしい料理は誕生しないのだ。
蕎麦屋の山田さんも割烹やまきのやまちゃんもそう言っていたので間違いないのだ(笑)。

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そして前回のコンクリ工事ではお弁当だけ持って帰った鼻笛大工の池山さんであるが、この人もきちんと仕事をしているのだ。
われわれが削ったコンクリをキレイを整え、あげくに大工さんなのに左官工事までひとりでやってくれた。

実はやさしくてとてもよく働く大工さんなのだ。
しかし、たまたま覗きにいったときに、ニコやかにお茶を飲んでいたり、ウンコをしていて現場に不在であったり、と、まじめに取り組んでいる姿を見ることができないだけなのだ(笑)。

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そして夜は視察という名の飲み会(笑)。
近くのいろんなお店をめぐる。
楽しい飲み会であるが、実はこれもすごく大事なこと。
お店をスタートさせたら、女将はなかなかこうして近所の店を回れなくなるのだ。

他のお店にないもの。
他のお店とは違うもの。
いいところはどんどん取り入れさせてもらい、反省点はどんどん切り捨てる。

これも今しか出来ないことなのだ。

そうみんなに言い訳しつつ、毎晩のようにあちこちで飲む(笑)。

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保健所の許可申請なども着々と。
またこうしている間にも、たくさんの人の協力をいただいている。

伊賀の池澤湯さんからは、食器に続いて、徳利と猪口のセットをいただいた。
本当に感謝!

蕎麦屋の山田さんからはコップも!
本当にありがたい。

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2月11日の建国記念日。
さあそしていよいよ第3弾の工事である。

今回の作業場所はサルシカ秘密基地。
基地の駐車場に車が並ぶ。
うんうん、この気持ちの昂ぶり、久しぶり!!!!

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ガレージからテーブルを運ぶのは、サルシカ副隊長のキヨちゃん。
実はぎっくり腰をやってしまって、これまでの店舗工事には参加できていなかった。
久しぶりの参加!!
腰をいたわりつつがんばる。

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この日の作業。
その1は、天井材の着色。

舐めても大丈夫という天然塗料を薄くスポンジで木材に伸ばし、それを布で拭き取っていく。

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木目がきれいに残り、ダークな色合いに仕上がる。

4mの木材を50本ほど塗る。
3人が塗り、3人が拭き取り。
恒例のサルシカリレー方式でどんどん仕上げていく。

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サルシカ秘密基地での作業は久しぶり!
なんだか秘密基地の建造プロジェクトが帰ってきたみたい。
なんかワクワクする。
楽しい。
やはりここはサルシカのものづくりの原点なのだ。

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着色を終えた板を乾かしていく。
人数がいると本当に作業が早い。

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午前10時半の休憩には天井材はすべて仕上がっていた。
予定通り!

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続いてはカウンター材の研磨と加工。

まずこのカウンターに使う木材は、美杉の三浦林商さんに無償で提供していただいた。
本当に感謝。

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3つのチームを編成して作業に入る。
第1チームは、板の両脇の皮をはぐ作業。
終わったら、その木材を第2チームに引き渡す。

第2チームは、表面をサンダーで研磨し、つるつるにする。
終わったら、その木材を第3チームへ。

第3チームは、研磨された面に天然素材のオイルを塗りこみ、さらにつるつるにする。

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ここでもサルシカリレー方式。
いつもひとりで作業をすることが多い池山大工は、この大人数投入のリレー方式にとまどい気味(笑)。
1ヶ所でとまると、すべての作業がとまる。
きちんと頭で説明しておいて、みんなで一気にやってこそスピードが出るのだ。

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とはいえ、お昼までにカウンター材の仕上げもすべて完了!
が、やはりこの日も午後に地獄がまっていたのであった(笑)。

次回につづく